便利なIDaaS提供企業の選び方
IDやパスワードを一括管理し、社外へのシングルサインオンを可能にすることができるIDaaSは、管理コストの軽減やパスワード使いまわし防止などのメリットが評価され、導入する企業も増えてきています。
便利なシステムではありますが、一方で社外にIDやパスワードなどの重要な情報を預けることになるので、シングルサインオンのサービスを提供している企業が脆弱なセキュリティだと、連携している企業まで被害が及ぶ可能性もあります。
そのため、IDaaSを利用する場合、どのような企業と契約するかによって情報の信用性が変わるわけです。
詐欺というわけではないため、「胡散臭いから」などという理由ではなく、しっかりとした選び方を留意しておくことが重要になります。
当然ながら外部契約となるため、最も重視しなければならないのがセキュリティ面での信頼性です。
IDaaSの大きなデメリットが社内で情報管理を完結できないという点になるため、デメリット解消のためにも重要な点だといえます。
セキュリティが安全であることを示すSoC証明書を取得しているかどうか、また運用に際して監査などを細かく受けているかどうかなどをサービスカウンセリングの際に聞いておくと良いでしょう。
また、「継続性ある企業のサービスかどうか」も判断する上で重要です。
せっかく重要なIDとパスワードを預けてサービスを利用するのに、すぐにサービスが停止してしまうのは避けるべきなので、経営基盤や実績ある企業選びを心掛けましょう。